日本海新聞より
「方向指示器(ウインカー)を出さない人が多い」との声が鳥取市内の読者の女性(65)から本紙に寄せられた。「鳥取の人は運転マナーが悪い」と県民自ら自虐的に話題にすることも少なくない。観光の県外車で交通量の激増が予想される10連休を前に、鳥取県のドライバーの運転マナーについて取材した。
「夜中に無灯火の車が急に飛び出してきて急ブレーキを踏んだ。相手は何事もなかったかのように走り去り、しばらくぼうぜんとした」。鳥取市内の女性会社員(25)が先月体験した事例だ。兵庫県新温泉町から鳥取市内に通勤を30年以上続ける男性(68)は「若い女性の軽自動車にあおられた。スマートフォンを見ながら運転しているのが分かり怖かった」と語る。
他の都道府県と比べるとどうか。日本自動車連盟(JAF)が同年に実施した運転マナー調査で、最もマナーが悪かったのが香川県。鳥取県民の運転マナーは全都道府県中ワースト20位で、一方隣の島根県は47位と全国で最も運転マナーが良かった。転勤で松江市に住んだことがある鳥取市の男性会社員(62)は「松江は道路事情が悪いせいか、譲り合いの精神でマナーが良かった。鳥取県は東へ行くほどマナーが悪い」と指摘する。
運転中スマートフォン
若い人のマナーの悪さで取り上げられているが、運転中のスマートフォンは確かに危険。というか取り締まりの対象だし、実際スマートフォンに気を取られて人を引いて死亡させたという事故も起こっていた。
確かに多い。特にすれ違うトラック運転手や業者の軽バン。取引先とのやり取りや仕事の電話かもしれないが違反は違反。
ましてや事故など起こされたらたまったもんじゃない。
しかし、運転中スマートフォンをいじるのは鳥取県だけのことではないのである。鳥取県が運転マナーが悪いと言われるのには次の問題が最重要だと思う。
鳥取県の高齢者の増加
自身、危険な目に遭った時の98%は高齢者だった。しかし相手は危害を加えたことすら気づいてないのだから一向に運転マナーが良くなるはずがない。
鳥取県警が2016年に実施した意識調査で、県民の約7割が運転マナーが「悪い」「どちらかといえば悪い」と回答。「どのような交通マナーの悪さを感じるか」との問いには「ウインカーを出すのが遅い」(12・9%)と答えた人が最も多く、次いで「ウインカーを出さない」(10・3%)「無理に割り込む」(10・2%)「携帯電話を使用」(7・9%)と続いた。
県民の約7割が運転マナーが悪いと回答する中で上位に「ウインカーを出すのが遅い」「ウインカーを出さない」とありますが、それだけではないですね。「ウインカーを出したまま走行している」のもよく見かけます。かなり危険。
その他、目立ったマナーの悪さと言うと
- ハートフル駐車場の不正利用。
- 交差点の右折、左折で進行方向しか確認していない。
- 一時停止無視。
などなど。
無理な割り込みに至っては、やはり高齢者は判断力の鈍さから車間距離を把握することが困難になるため、急な割り込みで衝突しかけたことがある。
割り込みプラス、左右の確認をしていなかった。
高齢者の事故が多発している中、鳥取県中部では運転免許返納することでタクシー券を配布している地域もあります。
しかし自由に買い物したりできる「自家用車」の方が断然便利。中々自動車離れは難しい。ライフラインが途絶えるから。
これは田舎特有の問題点でもあります。
10年、20年したら危険運転する人だらけの鳥取県になってしまうのでしょうか?
道路は自分たちの庭じゃないんだから皆さんが気をつけましょう。